登山クラブ「歩きニスト」第132回山行


蓬田川林道から赤倉岳と袴腰岳を周回する

袴腰岳、はかまごしだけ、628m
青森県蓬田村、中級コース

【日程】平成24年6月17日(日) 
120617hakamagosidake.html

コース =車、…徒歩

17日(日)

【津軽山地には袴腰岳が二つある。この山は津軽山地の中程に位置する628mピークで中里コースからは登っているが、大倉岳と赤倉岳からは初めてである】

三沢公会堂前5:00=十和田総合体育センター5:30=国道4号30km(40分)=6:10野辺地コンビ

ニサンクス=国道4号50km(1時00分)=7:10青森市=国道280号19km(30分)=7:40蓬田=蓬

田川林道6km(10分)=7:50蓬田川登山口8:00…1.4km(30分)…8:30阿弥陀川コース分岐…

1.3km(40分)…9:10赤倉岳(628m)9:20…0.5km(15分)…9:40縦走路の赤倉岳分岐(袴腰岳まで

3.8kmの標識)…縦走路…3.2km(1時40分)…11:20縦走路の袴腰岳分岐…0.6km(20分)…11:40

袴腰岳(628m)(昼食30分)12:10…0.6km(10分)…12:20縦走路分岐…1.5km(40分)…13:00鍋森

山(548m)13:10…2.9km(1時00分)…14:10無線中継所(253m)…林道1.7km(20分)…14:30蓬田

川登山口14:40=蓬田川林道6km(10分)=14:50蓬田=国道280号19km(30分)=15:20青森市

=国道4号50km(1時00分)=16:20野辺地=国道4号30km(40分)=17:00十和田総合体育

センター=17:30三沢市公会堂前

コースタイム、6時間30分)…
【参加費】 1,500円
【メンバー】
種昇・鈴勝・鈴光・小稔・小幸・澤富・宮輝・大寿・男名 女名 計名
【点の記】
袴腰岳(袴越),はかまごしだけ,627.87m,蓬田村,三等三角点,TR36140349101,北緯405944.1616東経1403117.7834,松23,油川-大倉岳(蓬田・中泊)
GDBデーター青森市津軽半島
《登山の注意事項》
● コースタイムを6時間30分にしたが実際は7時間以上掛かるようだ。
● コースは以外と整備されているようで2年前に刈り払らった写真がある。
● 途中水場があるが2リットルは必要です。
● 笹ヤブなので服装を考えてください。
● 中級以上のレベルです。
● 虫対策も忘れずに
● 昼すぎに小雨が降る予想です。雨に対する装備をしてください。

























袴腰岳(蓬田・中泊)
はかまごしだけ…628m
津軽山地には袴腰岳(はかまごしだけ)と名のつく山が二つある。こちらの方は津軽山地の中程に位置する628mピークであり、近くには大倉岳と赤倉岳がある。この袴腰岳については、下に示すように幾つかのコースを歩くことができるので、それらを総括するような情報をここに集めてみた。
袴腰岳は山頂からの眺望がよいのが特徴的である。山頂部は背丈の低いチシマザサに覆われており、山頂からは360度の展望が得られる。西側には十三湖、日本海、津軽平野、岩木山などが見える。ここから見る岩木山は尖った三角形の山容をしている。太陽光線で岩木川が光り輝き、牧歌的な風景が眼下に広がっている。眼を南側に移すと、大倉岳と赤倉岳の背後に八甲田連峰が見える。東には陸奥湾、湾内を行き交うフェリー、下北半島などが見える。北の方には津軽半島の先端部に位置する山々、平館海峡、津軽海峡、北海道の山々などが見える。天候に恵まれれば、いつまでもいたくなる様な山頂である。
袴腰岳は蓬田村と中泊町との境にあり、どちら側からも袴腰岳へ登ることができる。このサイトでは袴腰岳への登山コースを次のように分類している。
蓬田川登山口から赤倉岳・袴腰岳をめぐる周回コース
蓬田無線中継所から出発する無線中継所コース
蓬田側の阿弥陀川登山口から出発する阿弥陀コース
中泊側の宮野沢登山口から出発する宮野沢コース
中泊側の尾別登山口から出発する尾別コース
東の蓬田側からの3コースは歩いたが、西の中泊側からは登っていない。蓬田側からの3コースに関しての話になるが、無線中継所の登山口から袴腰岳へ登るのが最短コースである。他の2コースは赤倉岳と袴腰岳との間の縦走路を歩き、ブナ林を楽しむ静かな山歩きができる。この縦走路はもっと人気があっても良いと思うが、利用者が少ない様相をしている。距離が長いと思われていたり、コースが不鮮明と思われているのであろう。縦走路はよく整備されており、小さいアップダウンが1時間半ほど続く。蓬田川登山口から出発する周回コースがお勧めである。
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蓬田川登山口から赤倉岳・袴腰岳をめぐる周回コース
コース: 蓬田川登山口 〜 赤倉岳山頂 〜 縦走路の赤倉岳側分岐 〜 縦走路 〜 縦走路の袴腰岳側分岐 〜 袴腰岳山頂 〜 縦走路分岐 〜 鍋森山 〜 無線中継所 〜 蓬田川登山口
山行時間: 昼食時間を含め全行程は6時間半ぐらい
蓬田川林道から赤倉岳へ登る登山口は「蓬田川登山口」や「蓬田川口」と呼ばれている。この登山口から赤倉岳へ登り、それから縦走路を通って袴腰岳へ向かい、袴腰岳から鍋森山と無線中継所とを通って登山口へ戻る周回コースである。一日中ブナ林を楽しみつつ、登りと下りとで異なった山道を歩くことができる。
蓬田川登山口への道順は、まず青森市街から国道280号線バイパスを北上し、蓬田小学校道りの交差点から1.5Kmほど進んだところで蓬田川を横切る。蓬田川を横切ると同時に、蓬田川左岸(北側)の舗装道路へ入る。その交差点には「蓬田城址」の標柱が立っている。交差点から少し入ったところでは右手側に蓬田八幡宮(蓬田城址)が見て舗装道路を直進する。やがて未舗装の林道になる。国道280号線バイパスの交差点から6.6Kmぐらいで林道終点近くとなり、蓬田川脇の登山口へ向かう左側の道と、無線中継所へ向かう右側の坂道との分岐点に着く。
この分岐点に駐車するか、左手の道を20mほど進んで蓬田川登山口に駐車する。分岐点にも登山口にも車3、4数台が駐車できるスペースがある。
蓬田川脇の登山口は「蓬田川登山口」や「蓬田川口」と呼ばれ、そこには大倉岳・赤倉岳・袴腰岳の登山案内板が立っている。まず、蓬田川を渡るが、登山靴のままで横切れる。蓬田川を横切って杉林の中を進む。杉林の中では道筋が二つに分岐していて、どちらがメインの道か区別できないが、ここは直進して小沢を渡ると赤倉岳への標識が見えてくる。尾根に沿って登ってゆくと、ヒバとブナの混交林からブナ林へ変化していく。朝日が木々に斜めに差し込み、神秘的な風景の中を登る。蓬田川口から30分ほどで阿弥陀川口からの登山道と出会う。右手には無線中継所(253m)が見え、左手には大倉岳(628m)が見える。さらに尾根に沿って登ってゆくと赤倉岳山頂(563m)になる。蓬田川登山口から赤倉岳へは1時間強かかる。
赤倉岳から15分ほど下ると、縦走路の赤倉岳側分岐に着く。ここは大倉岳と赤倉岳との鞍部で、大倉岳へ向かう登山道が続いている。右手(北側)には袴腰岳へ向かう縦走路が延びている。袴腰岳まで3.8Kmの標識が立っている。この分岐から緩やかな下りとなり、後はアップダウンを繰り返す。5分から15分ぐらいで登れる程度の高さのアップダウンが7、8カ所ある。地図上では小高い山を3つ越すことになる。1番目の山(498m)を超え、2番目の山(502m)あたりに来ると、袴腰岳の山頂部が見えてくる。無線中継所から袴腰岳へ向かう登山道がある尾根も見えてくる。赤倉岳山頂から2番目の山(502m)までは40分程度かかる。3番目の山の手前まで来ると、笹で覆われた袴腰岳山頂部がハッキリと見えてくる。3番目の山(529m)あたりからは比較的平坦な道になる。そして袴腰岳の近くになると、無線中継所からの登山道と出合う。
縦走路分岐から少し進むと袴腰岳山頂への登りとなり、山頂直下の笹地帯では中里からの登山道と合流し、山頂(628m)に着く。縦走路分岐から袴腰岳山頂までは20分ほどかかる。赤倉岳から袴腰岳まで休みなしで歩くと1時間45分ほどかかり、休憩を入れると2時間ほどかかる。
帰路は無線中継所へ向かう。袴腰岳から10分ほど下った縦走路分岐では瀬辺地の方へ進む。ブナ林の中の平坦な尾根道を進み、縦走路分岐から35分ぐらいで鍋森山(548m)に着く。鍋森山からの下りでは瀬辺地口への分岐や水場への分岐を通過し、鍋森山から45分ほどで無線中継所(253m)に着く。袴腰岳山頂から無線中継所へは1時間45分ほどかかる。無線中継所からは車道を下り、20分ほどで蓬田川登山口へ戻る。

 

 

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