【南八甲田の道は荒れていると言うが本当か、自分の目で確認に行きます】

【猿倉山】1353.56m,青森市,三等三角点
【駒ケ峯(尖山)】1416.32m,青森市,三等三角

平成19年7月1日


猿倉温泉の登山口駐車場は青森ナンバーの車で満車であった。失礼だが車中を覗くと明かに山菜採りの人たちの車のようだ。中には県外ナンバーが数台いる。これは登山者だろう。旧道の予定を猿倉岳経由の方が近いからと思いつき右の猿倉岳方向へ登る。始めの坂


旧道コースと猿倉岳コース分岐標識、腐って倒れている

登山道はササが被って、水はけ悪くぬかるんだ泥んこ道となる。登った足跡は長靴の跡で多い。登山靴の跡は無い。この時期タケノコ採りの多いのだろう。


この時期タケノコ採りの多いのだろう。道が削れて側溝のようになって、上はササが被って「犬」の格好でくぐって歩く。後ろを振り向くと後ろの人がいない。声をかけるとササの中から頭が出てきた。


猿倉岳手前に測定機器が設置されていた。ちょうど測定データーの監視に装置を点検中であった。弘前大学の方と地元自然観察員の二人で、春先に起こった突風によりこの周辺のアオモリトドマツが倒れて原因の調査中とのことであった。

  猿倉岳の展望地で休憩、緑深い南八甲田が一望できる。山頂の三等三角点は登山道脇にある。さて、これからの道がもっと悪い。


道が削れて側溝のようになって、上はササが被って「犬」の格好でくぐって歩く。
ようやく駒ケ峰の三等三角点を確認し旧道出合いに下る

黄瀬沼入口の地糖に駒ケ峯が逆さに写っているところ 旧道は私が感じるとさほど荒れていないようだ。しかし私らは長靴、情報不足の登山客は登山靴でスパッツも付けてない。また今年は空梅雨で雨が少ない状況なので困難差はもっと大きい違いがあるかもしれない。

地獄峠の湿原地帯、新聞記事の鉄柱を確認、これはたぶん湿原への立ち入りを規制するために設置したもののようだが、ロープが通って無いから道の真ん中に立っていると衝突する。ロープは道の脇に丸まってあった。設置したなら最後まで維持管理するのが当然の義務ではないか。(岩手山の焼走り登山道に同じような鉄棒で立ち入りを規制していますが、鉄棒の上部に保護用のキャップが付けています。)
 不思議なものを発見、切り取られた枝に番号札がホチキスで止めてある。小指の太さの枝にも付いていた。しかし最近切り取られた太い枝には付いてない。誰がなんのために枝に番号を付けるのでしょうか。
 


一の沢の出合い付近で登山道の崩壊がある。ここは人工的に土留めを早めにしないと大崩壊へと進んでしまうようだ。
泥んこ道、長靴でジャブジャブと歩く


美味しい松次郎清水

新しくなった矢櫃橋で休憩。立派な橋です。よく見たら新しい橋なのに既に折れている箇所がある。雪の重量計算ミスなのかな。櫛ケ峰まで往復した登山客が戻ってきた。登山靴にスパッツも付けてない。ズボンまで泥だらけである。聞いたらあきらめて泥んこ道を避けずに歩いてきたそうだ。

 

 

平成19年7月1日(日)
 南八甲田の櫛ケ峰に行く予定で準備していたら6月30日付東奥日報「明鏡」欄に投稿した記事を目にした。内容は「危険を感じる南八甲田の道」と題して登山道中間地点の地獄峠での都会からの登山客との意見交歓を書いてあった。「こんなにひどい道とは思わなかった」「所々に立っている鉄柱は怖いと感じた」「これだけの手間隙があったらやぶになっているササを刈り払ったらいいのに」とある。さて、色々意見のある道はどのような状態なのか、実際に現地に行って見ましょう。

 三沢7:00=十和田市体育センター7:30=国道102号40km(50分)=8:46猿倉温泉の登山口駐車場は青森ナンバーの車で満車であった。失礼だが車中を覗くと明かに山菜採りの人たちの車のようだ。中には県外ナンバーが数台いる。これは登山者だろう。旧道の予定を猿倉岳経由の方が近いからと思いつき右の猿倉岳方向へ登る。8:49始めの坂を登ったところから登山道はササが被って、水はけ悪くぬかるんだ泥んこ道となる。登った足跡は長靴の跡で多い。登山靴の跡は無い。この時期タケノコ採りの多いのだろう。道が削れて側溝のようになって、上はササが被って「犬」の格好でくぐって歩く。後ろを振り向くと後ろの人がいない。声をかけるとササの中から頭が出てきた。しまいに呆れかえって笑いながら歩いた。11:12猿倉岳手前に測定機器が設置されていた。ちょうど測定データーの監視に装置を点検中であった。弘前大学の方と地元自然観察員の二人で、春先に起こった突風によりこの周辺のアオモリトドマツが倒れて原因の調査中とのことであった。

  11:22猿倉岳の展望地で休憩、緑深い南八甲田が一望できる。山頂の三等三角点は登山道脇にある。さて、これからの道がもっと悪い。首だけ出してササの道を歩く。いや、泳ぐように足元を探りながら行く。足元が見えないので横枝に脛が当たって、痛い、段差で転びそうになる。先頭の私は藪に慣れているので早いが、後ろの女性たちは遅くなる。遅くなると私が見えない。先が見えない。ますます遅くなる。これでは入山者が少なくなるだろう。しかし、山にとっては良いかもニセ駒手前の湿原は踏まれ跡が無く自然に戻りつつある。地元自然観察員の意見「こんなところも有ったほうが良い」も頷ける。13:00駒ケ峰の三等三角点を確認し旧道出合いに下る。13:25出会いの広場で遅い昼食にする。道の良かった昔はここまで2時間30分ぐらいのコースタイムなのに4時間40分もかかった。これは異常だ。遭難する人がでるような異常な道だ、いや、もはや廃道ですね。

  13:54櫛ケ峰へ行く予定であったがここまでにして今日は帰ります。先に藪の濃い猿倉岳ルートを越えてきたので旧道は私が感じるとさほど荒れていないようだ。しかし私らは長靴、情報不足の登山客は登山靴でスパッツも付けてない。また今年は空梅雨で雨が少ない状況なので困難差はもっと大きい違いがあるかもしれない。
 14:21地獄峠の湿原地帯、新聞記事の鉄柱を確認、これはたぶん湿原への立ち入りを規制するために設置したもののようだが、ロープが通って無いから道の真ん中に立っていると衝突する。ロープは道の脇に丸まってあった。設置したなら最後まで維持管理するのが当然の義務ではないか。(岩手山の焼走り登山道に同じような鉄棒で立ち入りを規制していますが、鉄棒の上部に保護用のキャップが付けています。)
 不思議なものを発見、切り取られた枝に番号札がホチキスで止めてある。小指の太さの枝にも付いていた。しかし最近切り取られた太い枝には付いてない。誰がなんのために枝に番号を付けるのでしょうか。14:44一の沢の出合い付近で登山道の崩壊がある。ここは人工的に土留めを早めにしないと大崩壊へと進んでしまうようだ。
 15:49新しくなった矢櫃橋で休憩。立派な橋です。よく見たら新しい橋なのにすでに折れている箇所がある。雪の重量計算ミスなのかな。櫛ケ峰まで往復した登山客が戻ってきた。登山靴にスパッツも付けてない。ズボンまで泥だらけである。聞いたらあきらめて泥んこ道を避けずに歩いてきたそうだ。赤倉湿原分岐(廃道)付近に自分勝手な人が自然破壊して勝手に付け替えた道は利用されていてスムーズに歩けるようになっていた。そして元の掘れた道は木枝が被って自然に戻りつつあるようだ。人間より自然の方が回復力があるようだ。17:36猿倉温泉到着。下りは3時間40分往復9時間20分の超ロングコースでした。
【メンバー】種昇・種幸・小稔・小幸・鈴勝・鈴光・男3名・女3名・計6名
【猿倉山】,さるくらやま,1353.56m,青森市,三等三角点,コード TR36040773101,緯度 40°36′50.2542  経度 140°53′14.5584,現況,弘前-八甲田山,
【駒ケ峯(尖山)】,こまがみね,1416.32m,青森市,三等三角点,コード TR36040762901,緯度 40°36′35.2474  経度 140°51′58.826,現況正常 19920913,弘前-八甲田山


【櫛ケ峰】,青森市,二等三角点
平成19年8月5日

巡視中

付替ロープ


猿倉温泉の登山口駐車場。横断幕に「環境省許可 高山植物 盗掘巡視中 自然公園巡視員」と書いてます。こんな横断幕は他県では見たことがない。何か手作りのような気がするのは私だけでしょうね
さて、右か左か貴方はどちらを登山道として歩きますか。左の一段下が従来の歩かれた道跡で、雨等で削り掘られて右側に自然と歩き跡が道になってしまいました。ロープは先が尖った鉄棒で結ばれている

原道通行

切跡

登山道はササが被って、水はけ悪くぬかるんだ泥んこ道である。ここで現道に表示されているが、歴史的には車道として作られた道は古い道跡もぬかるみを避けた足跡も同じ車道の中でないか。


この鋸で切られた跡は常識の無い身勝手な自称登山愛好家が今年の初夏ごろにやったものだろう。新しい葉が萌えて自然の力が感じられる。しかし、その上になんの目的なのか警察が現場検証したような「26」の番号札をホチキスで止めている。新聞に70本ほど切りらていたと報道があった。皆さんは自然環境保護としてどう思いますか

櫛ケ峰分岐

笹の道


猿倉岳手前に測定機器が設置されていた。ちょうど測定データーの監視に装置を点検中であった。弘前大学の方と地元自然観察員の二人で、春先に起こった突風によりこの周辺のアオモリトドマツが倒れて原因の調査中とのことであった。

  猿倉岳の展望地で休憩、緑深い南八甲田が一望できる。山頂の三等三角点は登山道脇にある。さて、これからの道がもっと悪い。

側溝の道

山頂


道が削れて側溝のようになって、上はササが被って「犬」の格好でくぐって歩く。
櫛ケ峰の二等三角点は裸地の真ん中。この場所は登山者に踏まれて裸になってしまったのかな。

木道

チグルマ

登山者が少なくて木道がなぜか寂しい 霧の水滴を纏って風車が面白い

平成19年7月1日(日)
 南八甲田の櫛ケ峰に行く予定で準備していたら6月30日付東奥日報「明鏡」欄に投稿した記事を目にした。内容は「危険を感じる南八甲田の道」と題して登山道中間地点の地獄峠での都会からの登山客との意見交でした。
【メンバー】種昇・種幸・小稔・小幸・鈴勝・鈴光・男3名・女3名・計6名
【猿倉山】,さるくらやま,1353.56m,青森市,三等三角点,コード TR36040773101,緯度 40°36′50.2542  経度 140°53′14.5584,現況,弘前-八甲田山,
【駒ケ峯(尖山)】,こまがみね,1416.32m,青森市,三等三角点,コード TR36040762901,緯度 40°36′35.2474  経度 140°51′58.826,現況正常 19920913,弘前-八甲田山

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