登山ガイド種市昇二郎】 【トップ】 【2009年山行計画】 【個人ガイド】 【青森県の山】 【一等三角点】 【スケッチブック

藪の中の標石


点の記に「誰々宅に訪ねよ」と記載の標石、子午線標を探索中。今回はそれ以前に同じ目的で設置された方位標を探しました。


4月16日(木),木曜山歩,春山ハイキング「水ケ沢山みずがさわやま」と夏泊半島大島
青森県平内町

水ケ沢山

方位標

「水ケ沢山」一等三角点 南東151度、距離4.013m、根曲笹に隠れていた「水ケ沢山」方位標

 昨年に探し掘り出した方位標は雷神峠の明神岳と高堂山の長内の2箇所だ。
 地元青森の水ケ沢山は一等三角点付近にあるはずの標石から探せなかったのだ。2回目の挑戦です。気になっている夏泊半島「水ケ沢山」の方位標は存在するのだろうか。今回一等三角点研究会の会員(神戸在住の羽さん)から点の記を入手することができましたので鎌と鉈そして鋸を準備して行きます。(仲間には標石探しだと言うと同行しないので山菜採りだと誤魔化して参加してもらいました。まあ、大勢で行くと探せるだろう。)
 西平内駅から北へ農道を走って電波アンテナ塔広場へと向う。砂利道は安定しているが道脇の枝刈りがされていないので車体の脇をキーキーと枝を擦って行く状態である。電波塔広場に駐車し登山道を山頂に、山頂に着き早速方位と距離を測ってその地点を刈り払う。南東151度、距離4.013m、根曲がり笹の覆い茂った地点だ。低木の根と枝に隠れた状態で三角点を見つけることが出来た。大きさは4等三角点ほどで「方位標」とある。1m四方を刈り払った。まてよ、これって自然破壊なのかな。いや、測量遺跡の発掘なのだ。自問自答して整地し最後に飲み水のペットボトル1本使って石をきれいに洗う。

方位標

大島

「水ケ沢山」方位標と満足な顔した私 夏泊半島「大島」

カタクリ

灯台

島はカタクリの群落地 夏泊半島の北端には灯台があります

 方位標を探しだしたら女性群の希望でカタクリの群落地を訪ねます。
 浅虫温泉の「湯の島」は有名地で今日は大変な混雑だろうしそろそろ花期も終わりだろう。そこで夏泊半島の先端の島「大島」に変更。
 休日だと売店前の広場駐車場は有料なのだが今日は料金を取りにくる叔父さんがいない。歩道橋を渡って急な舗装階段を登るとカタクリの群落地に到着します。北端の灯台まで行ってきました。
 見たときの無い黄色い花がありました。帰って調べたらナニワズ(難波津)別名エゾオニシバリでした。 

方位標




5月20日(水),方位標(子午線標)「山口」を探して
青森県平内町

山口

山口

林の中に一つ取り残された標石、子午線標「山口」 南西方向から斜めに撮影

山口

山口

西側に方位標 東側にNo12

 ガイド協会総会に出席しその夜、夜行バスで帰ってきました。青森駅に朝9時30分に到着。マイカー駐車していたフェリー埠頭へはシャトルバスで移動。そして三沢へ帰ることとなるが前から見つからない平内町の標石を探しに行きます。
 この標石の探索は一回目が2006年11月18日で標高80m付近を探しました。点の記が手に入ったので2009年5月3日に山菜採りを兼ねて160m付近をさまよってから点の記をよく読んだら281mの尾根にあると書かれていました。
 さて、点の記には明神川沿いの小道を辿ったいるが私は増田集落の先、広域農道小湊線の林道から行って見ます。悪路の林道を162.2mピークのコールまで行くと「この先土砂崩れで通行止め」の張り紙がある。少し広場になっているのでここに駐車して林道を10分ほど歩き尾根に取り付く。旧坂だが藪は薄い30分ぐらい歩くと尾根の真中に本点があった。鎌で1m四方を刈り払う。帰りは別尾根を周回して駐車地点に戻る。

北緯40度53分21秒26 東経140度54分56秒94 標高266m
方位標点の記記載内容、点名 山口やまぐち、冠字選定番号 佼12号、所在 青森県東津軽郡西平内村大字山口字二股山一番地、選定埋石 昭和26年8月24日25日、備考 一等三角点水ケ澤山測量子午線標、

几号標識

木

5月20日(水),方位標「山口」を探して
方位標点の記記載内容、点名 山口やまぐち、冠字選定番号 佼12号、所在 青森県東津軽郡西平内村大字山口字二股山一番地、選定埋石 昭和26年8月24日25日、備考 一等三角点水ケ澤山測量子午線標、
【メンバー】種市昇二郎一人

     
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送